HHD導入後の離脱のリスクについて
比較的多い離脱の理由
① 介助者さんの精神的・肉体的ストレス
② シャント感染
対策
介助者さんのストレスに対して
HHD施行中は、介助者さんは必ず自宅に居なければならず、常に時間の拘束を伴います。
また、患者さんの学習不足や介助者さんに対する強い依存心によって、介助者さんが精神的ストレスを抱え、結果的にHHD困難→離脱というケースは比較的多く存在します。
◎ HHD訓練開始前に予め介助者さんと面談を設け、患者さん、介助者さんの役割をしっか
り明確化する。
◎ HHD導入後は定期的な訪問(3ヵ月に1度)を行い、患者さんと介助者さんに対する面談
機会を設け(個別に話を聞いています)不安やストレスをいち早く察知し対応できるよ
う心掛けております。
シャントに対して
HHDでは透析を比較的多く行うので、シャント感染やシャントトラブルのリスクは高くなります。
◎ 定期訪問時に、清潔操作・穿刺の手技、透析部屋の清掃状況、透析物品の管理方法を点
検・指導
◎ 定期受診時にシャントエコー(月に1回)必要時には血管造影検査を行い、シャントトラ
ブル早期発見に努めています。